麻生フィル本番－言葉と音楽、素敵なコラボ－

麻生フィルのファミリーコンサートが終わりました。

「禿げ山の一夜」
本番２日前にYouTubeでいくつか聴いてみて驚きました。いろんな指揮者が実に個性的な演奏を目指してやりたいことをやっているんですね。特に夜が明けてからの最後の部分。　テンポについての不思議な伝統があるのは知っていますが、それ以外にも楽譜に書かれていないことをやり放題。　ムソルグスキーはR．コルサコフに編曲（＝変曲？）されただけでも心中穏やかではないだろうと思うのですが、それがさらに色々いじられているのを見たらどう思うことでしょう？
私は正攻法で取り組んで且つ音楽的に、を目指したつもりですが、果たして聴衆の方々はどんな印象を受けられたのかな？

「子象ババールの物語」
語りの若杉民さんと打ち上げの席で感想を話し合って喜んだのですが、言葉の具体性と音楽の抽象性が見事にかみ合った、素敵なコラボレーションとなりました。実は絵本の絵を演奏と同時に投影する予定でしたが諸事情でできなくなったのですが、私個人としては子どももおとなもそれぞれの想像力を刺激され、絵で「説明」されるよりも楽しめたのではないかと思っています。
オーケストラも特に各ソロが冴えて、演奏としても本番がベストだったのではないでしょうか。

「展覧会の絵」 でのオケの集中は見事でした！
ホールの響きがデッドなので「演奏している通りに」客席に聞こえてしまうと言う悪条件ではありましたが、それぞれの曲の性格の描き分けも当初よりかなり上手になったと思います。 来月のミューザ川崎での本番に向け、来週から早速さらなる練習です。

☆打ち上げで美味しいビールを飲みたいから駅まで歩いて電車で行く予定でしたが、ちょうど出かける時に雨がかなり本降りだったので、泣く泣くビールを諦めて車を使いました。　案の定午前中に傘が要らない程度になり、夕方は完全に雨が上がりました。今日ばかりはやたら悔しかったです。　半分ヤケで、ウーロン茶イッキをやってしまいました。

タグ：禿げ山の一夜 子象ババールの物語 展覧会の絵

コメント 3

「聴衆の方の御感想」を見つけ、トラックバックさせて頂きました (^o^)/
http://blog.goo.ne.jp/oyuki-y-m/e/87f59c61dd0989d8fd94db0531d78da5
by 管理人nemurineko (2010-06-30 11:38) 

こんにちは。
麻生フィルのファミリーコンサートを娘と聴いて感激し
自身のブログに育児記録として書き
その際に　こちらのブログを発見して拝読していたのですが
コメントする勇気がないうちに
管理人の方に　逆に発見されてしまった音楽素人です(^_^;

恥ずかしながらオーケストラを生で聴いたのは数えるほど・・
ただ、今回は　指揮者の先生のわかりやすい説明をお聞きしてからの演奏だったこと、また、初めて　語りと生オーケストラのコラボと言うものを聴いたので　とっても印象深い演奏会となりました。
小学校3年生の娘には2時間はちょっと長かったようですが
色んな楽器の音色（今回は麻生フィルのブログにあるような変わった楽器もあって）を楽しんだようです。
どうしても、有名なホールでの演奏会は高額でなかなか足を運ぶことができません。
今回のような催しが続けられることを切に希望するとともに
先生の今後の更なるご活躍　期待しております。
（素人が生意気なこと言ってごめんなさい<(_ _)>）

by おゆき (2010-06-30 16:47) 

コンサートにご来場ありがとうございました。お楽しみいただけたようで嬉しく思っています。
普段なかなかコンサートに出かけにくい方々にも気軽に聴いていただける麻生音楽祭、貴重な企画だと思います。麻生フィルともどもこれからも応援をよろしくお願いします！
by オデンヤ (2010-06-30 22:37)