【 指揮者紹介用・最新プロフィール:2016年6月現在 】
小田野 宏之 (おだの ひろゆき)横浜生まれ。 1980年東京芸術大学音楽学部指揮科卒業。1983年同大学大学院音楽研究科修了。
大学在学中、指揮法を金子登、渡邉暁雄、ピアノを水谷達夫、フルートを川崎優の各氏に師事。
1983年より1985年まで、国際ロータリー財団奨学生としてウィーン国立音楽大学へ留学。指揮法を O.スウィトナー、P.シュヴァルツ、ピアノを R.ハインツェ、オペラ伴奏法を H.ゲルツの各氏に師事し、研鑽を積む。
1982年第17回民音コンクール指揮の部第3位入賞、同時に「斎藤秀雄賞」受賞。
1984年オランダで行われた第1回キリル・コンドラシン国際指揮者コンクールに於いて第2位入賞。アムステルダムのコンセルトヘボウ大ホールに於いてオランダ放送フィルハーモニー管弦楽団を指揮してヨーロッパにデビューを飾る。
留学中よりオランダ放送交響楽団、オランダ放送室内管弦楽団にたびたび客演し、演奏会のほか放送用の公開録画・録音を数多く指揮。また1986年2月には北オランダのフリスク管弦楽団定期演奏会に日本人として初めて登場し、成功を収めた。
最近は南西ドイツフィルハーモニー管弦楽団への客演も回を重ね、2007年2月にはピアニスト急遽変更のアクシデントの中、イタリアとスイスでの演奏会を大成功に導いた。2010年3月にはチェコのピルゼン放送交響楽団に招かれ定期演奏会を指揮している。
国内では全国各地の主要オーケストラを指揮するほか、1985年より1988年まで牧阿佐美バレエ団指揮者として全ての公演を指揮する。また1991年に横浜で「コシ・ファン・トゥッテ」を指揮して以来オペラ公演にも積極的に取り組み、バレエ、オペラの分野でも高い評価を得ている。吹奏楽では東京佼成ウインドオーケストラとの共演も多く、定期演奏会の指揮をはじめ、特に邦人作品のCDは各方面より絶賛されている。
1989年大阪センチュリー交響楽団設立の際は、楽員オーディションの審査やオーケストラのトレーニングに尽力し、同交響楽団指揮者として1992年3月まで活動。1995年より2002年まで広島交響楽団正指揮者をつとめ、定期演奏会をはじめさまざまな演奏会を数多く指揮し、広島交響楽団の発展に大きく寄与した。2002年9月にはNHK交響楽団定期演奏会に合唱指揮者として参加、シャルル・デュトワ指揮によるシマノフスキーの「スターバト・マーテル」とオペラ「ロジェ王」の本邦初演成功の一翼を担った。
上記の他これまでに札幌交響楽団、群馬交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、東京シティフィルハーモニック管弦楽団、東京都交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、九州交響楽団などに客演。
その誠実な指揮ぶりと豊かな音楽性は高く評価されている。