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「星空ファミリーコンサート」第一夜 [♫ 現場より…]

朝夕は少し秋の気配を感じさせる爽やかな風が吹きますが、まだまだ日中は酷暑続き、今日も大阪は35度を越えたようです。
「星空ファミリーコンサート」のゲネプロは西日が服部緑地の林の木々に隠れる17時30分からに設定してあるのですが、今回はユースオーケストラ単独演奏があるので15分早めて17時15分開始予定でした。
しかし5分前になってもステージ上管楽器の席には見事に直射日光が当たり演奏どころではありません。 結局10分遅らせてゲネプロ開始。 これも野外コンサートならでは。
今年も開場前から暑い中何人もの熱心な聴衆が列を作り、開演時には椅子席はびっしりと埋まりました。 嬉しいことです。

ユースオーケストラによるメンデルスゾーンの「夏の夜の夢」から夜想曲と結婚行進曲は、本番がベストの演奏でした。 みんないい表情で演奏していて、若者たちの底知れぬエネルギーを感じました。 夜想曲での<表現>は素晴らしい進歩を見せたし、行進曲での<フレーズの美しさ>はみんながそれを理解してくれた証です。

センチュリー交響楽団との「コジ・ファン・トゥッテ」序曲は、本来は野外での演奏に向かない曲(笑)を、モーツァルトのスタイルを失わずにいつもよりちょっとスケールアップした演奏でトライしてみましたが、うまくいったのではないでしょうか。

「カルメン」から「ハバネラ」「セギディリア」「夜想曲」は、練習をあまりしなかった分“本番での指揮者とオーケストラとの信頼感と集中力”に賭けてみましたが、嬉しい結果でした。 
「ペール・ギュント」から「アラビアの踊り」と「アニトラの踊り」、これも野外用ではない曲ですが、とくにアニトラはグリーグの書いた音楽の緻密さをしっかり表現できたと思っています。

★ここでクイズコーナー: 出題は・・・
問1 「カルメン」の『セギディリア』はどこの国?
問2 「ドン・ジョヴァンニ」「ドン・キホーテ」の『ドン』とは?
問3 リムスキー・コルサコフが作曲を始めたころの正式の職業は?

センチュリー交響楽団とユースオーケストラとの合同での「シェヘラザード」第4曲、多少アンサンブルの乱れがあったものの、そのぶん「のり」はとってもよかったのでは? “ゲネプロでの安全運転に対して本番で多少火をつけた”私の作戦は、全体としてはプラスの成果を挙げたと思っています。 それにしてもこの曲はオーケストラの機能をフルに使って様々な音色やリズムの組み合わせを作り出しており、リムスキー・コルサコフがオーケストレーションの達人であることが再認識させられました。

アンコールは「六甲おろし」。 聴衆の手拍子はゴキゲンでしたが歌は全然元気が無くて聞こえず、Gファンの私としては今期のジャイアンツの優勝を確信したのでした。(もちろん「六甲おろし」は仕事でなければ絶対に指揮など致しません!)

今晩の第一夜のテーマは音楽で表現される女性、明日は男性です。 どんな男性像が現れるでしょうか? 
私自身がとても楽しみです。
2010/08/28 23:46 小田野宏之

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